【85万件の動画から学んだ】明日から始めるドラレコ活用法
こんにちは。株式会社タイガー販売促進部の井上と申します。
今回のテーマは、「85万件の動画から学ぶこれからのドラレコ活用法」です。当社は様々なドライブレコーダー(以下、ドラレコ)を扱っておりますが、中でも通信型ドラレコでは、クラウドに様々な動画データが集まります。
ご依頼があるたびに、お客様の運転動画を拝見して、そのお客様の運転傾向にあった安全運転セミナーを開催しています。おかげ様で業種業態に応じた様々な”ヒヤリハットの真実”を知ることができました。ということで折角、手に入れたノウハウなので少しだけ皆さんに”ヒヤリハットの真実”をお伝えできればと思い、今回筆(キーボード?)を執った次第です。
ドラレコを活用するなら、KYTをやらない手はありません
ドライブレコーダーの使い道
さて皆さん、ドラレコの本質って何か考えたことありますか?この手の車載器を導入するということは必ず目的があるはずです。ドラレコの本質は
『事故発生時の事実証明のための記録』
です。これがドラレコ導入の一番の目的であり、ドラレコの本質だと思います。家の車なら、レジャー目的という方もいらっしゃいますが、結局のところ、ドラレコの映像は常に「過去の映像」であって未来を映すための道具ではないわけです。ここにドラレコを運用したことがある企業や人が、必ず辿り着く真理があります。
「事故あった時だけ映像見ればいいか!」
・・・いやいや、いいわけないでしょ。
ドライブレコーダーの映像を教育に使う方法
折角、録画しているドラレコの映像なので、安全運転教育に使うのが王道です。あ、運輸運送業的にはですけどね。ただ、
- ドラレコからSDカードを抜く
- ビューワーで動画を見て、危険な映像を探す
- そしてSDカードを戻す
3つの工程があると人間、面倒くさくなるものです。実際、ドラレコ導入直後は管理者の方は熱心に動画を確認し、ドライバーもドラレコが設置されたことで緊張感を持って運転するので、事故が減ります。ところが、1年もすると管理者の方は動画見るのが面倒になり、ドライバーはドラレコに慣れ、今まで通りの運転を始めて、導入前と同じ事故件数になってしまう企業も少なくありません。
人間が1つの作業を習慣化するには最低66日間同じことを繰り返す必要があると、とある論文で発表されているそうです。ということは、こういった安全運転に関する取り組みが66日間継続できなかったということです。習慣化するなら、簡単ですぐできることを繰り返すのがお勧めです。
通信型ドラレコはその点、SDカード抜いてこなくても大体のことがわかるので便利です。「SDカードを抜く」という工程がないので、その点は気楽です。あとはすぐに危険な運転が分かるというのもポイントになります。机から動かなくて良いので、ひたすら危険な動画をチェックして、そのまま教育に使えばいいだけなので物理的な手間はありません。
85万件の動画から学んだ交通事故の3つの真実
ということで、内容のかぶっていない(と思う)大テーマの「85万件の~」に戻りたいと思います。85万件というのは当社が行っているWEBドラサービスのサーバに集まっている動画の数を示しています。 ただ、当然ですが勝手に人様の動画を見ることはできません。
数字的に「85万件」とか書いた方が格好いいかな・・・。とか思って書いただけで 実際には年間1万件程度の動画しか見ていません。当方にはお客様自身がお持ちの動画を利用した安全運転セミナーのご依頼や安全運転レポートの作成依頼も来るので、交通事故の3つの真実に気が付いてしまったのです。その真実とは・・・。
- 10km/h以下での事故が多い
- 大体よそ見をしていて追突する
- よそ見の原因の大半が 「スマホ」・「タブレット」
裏を返せば、3つの事実に気を付ければ、企業によっては年間事故件数が、半分以下になる可能性があります。
当社の主なお客様である運輸運送業の方々はプロドライバーなので、半分にはなりませんがそれでも2割減くらいにはなるかもしれません。
これは85万件もとい、1万件の動画から学んだ事実です。
・・・大したことないなとか思いましたね?いえいえ、1万件は伊達ではないのですよ。
もっと詳しく聞きたいという方は、是非、当社から製品お買い上げの上、「井上っていう(無名)講師の安全運転セミナーが聞きたい(有償)」と当社までご相談ください。
ご依頼いただければ日本全国津々浦々にはせ参じます。有償で。
いや、無償でもやっているんですよ。たまに…。