【厳選】労務管理を始める時に使いたいデジタコ2選

【厳選】労務管理を始める時に使いたいデジタコ2選

タイガーブログをご覧の皆様。閲覧ありがとうございます。販売促進部の川井です。 労務管理と言われると耳や頭が痛くなる方も多いのではないでしょうか。覚えること、守らないといけないことが多すぎて大変ですよね。今回はそんな労務管理と労務管理をサポートしてくれるデジタコの話です。

2024年問題についてはこちら

労務管理をするのに最適なデジタコ

労務管理をデジタコから取れるデータから始めるにあたって最適なデジタコは、富士通のDTSシリーズと矢崎のDTGシリーズです。 お勧めするデジタコでは従来のアナタコで記録していた運転速度や走行距離・エンジン回転数はもちろん記録することが出来ます。他にも取得できる情報として「GPSの位置情報」「急加減速」などの情報を取得することが出来ます。 また、労務管理を行う上で必要になる時間の管理に関しても、乗務員がデジタコに備わったボタンを押すことで把握することができます。

そしてこれらの情報は、カードに記録されたり通信で送られたりしてデータ化されるので、分析を行う時に非常に便利となっています。

そもそも労務管理とは

労務管理と聞いてどのような仕事の内容が浮かぶでしょうか。実は労務管理と言ってもその業務は多岐に渡ります。一言で言うと、従業員の労働条件の管理や労働環境の整備を管理する業務のことです。 記事の本題とずれるので、細かく解説はしませんが以下のような業務が労務管理として行われるものになります。

  • 就業規則の作成管理
  • 労働契約や条件の管理
  • 勤怠や給与の計算管理
  • 福利厚生の管理
  • 安全衛生・健康の管理
  • 業務改善の取り組み

労務管理では気を付けるポイントがいくつかありますが、なかでも基本の法令はしっかり理解しておきたいです。

労務管理が必要と言われる背景

2019年12月に日銀が発表している業況判断において、運輸業では先行きが前回9月の調査と比べてマイナス評価となっており、業界においては厳しい状況を想定していることが読み取れます。さらに追い打ちをかけるように新型コロナウイルスの流行のあおりを受け、次回の調査では一層悪化する可能性も想定されます。

参考:全国企業短期経済観測調査2019年12月|日本銀行

かねてから運輸業界ではドライバー不足が叫ばれておりましたが、ここに追い打ちをかけるように長時間労働の是正が求められています。長時間労働自体を改善する方向に進むのは良いことだと思いますが、労働時間を改善する法律を作るなら、物流インフラを支える運輸業が抱えるドライバー不足の問題についても国が一石を投じるべきではないかと思います。免許区分の緩和がその一手になることを期待しています。

2018年には働き方改革の法案が成立し、運輸業においても労働時間に関する見直しにフォーカスがおかれているのが現状です。2018年7月よりトラック運送事業者に対する行政処分が強化され、行政処分により使用停止となる車両数の割合が最大5割に引き上げられました。

さらに2024年4月の改善基準告示改正により、年間・月間・日にち単位の拘束時間が短くなっております。(詳細後述)これにより労務管理の重要度がいっそう増して来ていると言えます。

数字で見る!労務管理の基本法令

トラックドライバーは管理者の目の届く範囲で業務を行っている訳ではありません。一般的な労働基準法とは違い、拘束時間や休憩時間など、トラックドライバー向けに定められている「自動車運転者の労働時間などの改善のための基準」をベースにしなくてはならないため、事業者にとって正しい労務管理が難しいと感じられています。

トラックドライバーに関する法令について、わかりやすい数字の部分について抜粋していきます。2024年4月に改正された内容になります。

超えてはいけない数字

拘束時間

1年間※ 1か月※ 1日
3400時間 310時間 15時間
※労使協定を締結した場合の最大
※(1年の拘束時間が3400時間を越えない範囲で年6回まで)
※284時間を超える月が3か月を超えて連続しないこと。

運転時間

2週間ごとの平均で1週間あたり44時間
2日を平均した1日当たり(2日平均1日)の運転時間は9時間
連続運転:4時間※
※ただし、サービスエリア又はパーキングエリア等が満車である等により駐車又は停車できず、やむを得ず連続運転時間が4時間を超える場合には、4時間30分まで延長することができる。

これらの数字を超過して労働させると行政処分を受ける可能性がありますので、ドライバーの正確な労働時間の管理が必要になってきます。デジタコでは乗務員の運転の記録を残すことが出来るので、活用していきましょう。

矢崎と富士通のデジタコの労務管理機能

労務管理まわりの機能

労務管理
乗務員の勤務情報を一覧で表示できます。

運転日報
運行日報を自動化することができます。配送明細、速度・作業チャート等の情報を含めた日報を出力できます。

労務管理まわりの機能

拘束時間管理表
労務に関する時間の集計と、改善基準告示に関する警告を確認できます。

労務状況チェックリスト
労務管理に関して、法律に違反した内容(警告、注意等)をPC画面及び帳票で確認できます。

労務状況表
労務管理に関する時間の集計と、法律に違反した内容に関する警告を確認できます。

両社のデジタコとも共通して言えるのが、労務時間の管理表が自動で生成されて紙などに出力できることにあります。やはり労務管理を始める第一歩としては『現状を正確に把握すること』これが一番大事ですね!

デジタコのデータを取り込んでより専門的に労務管理を実現したい場合は「TUMIXコンプラ」が非常におすすめです。

労務管理をデジタコで始めよう

デジタコを活用することにより、アナタコでは実現が難しかった労働時間の正確な管理が可能となります。富士通矢崎のデジタコにおいては、労働時間を把握するための機能が備えられておりこちらを活用することが労務管理の大きな一歩になりえます。

またタイガーではデジタコをご検討中のみなさまに、活用についてのご提案もさせていただいております。高価なデジタコを買っただけにならないようにご協力させていただきますので、ぜひ一度お問合せください。

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