GPSで始める業務効率化!社用車にドライブレコーダーが必要な理由

GPSで始める業務効率化!社用車にドライブレコーダーが必要な理由

業務を行う上で車両を使用する企業が、急な指示や移動に対応するためにどのようなソリューションが必要になるか考えて見ると【動態管理】が出来るシステムが力を発揮するのではないでしょうか。

ちなみに動態管理とは、社用車やドライバーの状態をリアルタイムで管理・記録できる仕組みのことを言います。 これにはGPSと通信機能をそれぞれ備えている機器が必要になります。

参考URL:https://www.cyzen.cloud/magazine/dynamic_management|cyzenマガジン

現在は、動態管理が行える機器として、主に次の4つがあげられます。

  • 通信型デジタコ
  • テレマティクス端末
  • 通信型ドライブレコーダー
  • スマートフォン、タブレット

今回はこのうちの【通信型ドライブレコーダー】を取り上げます。動態管理の便利さを一緒に見ていきましょう。ちなみに、ドライブレコーダーは2020年のヒット予想で東京オリンピックに次いで、二位にランクインしており期待の集まる製品になっています。

参考URL:https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/74458/|博報堂生活総合研究所


通信型ドライブレコーダーを使いこなす方法を紹介中

動態管理が出来る仕組み

動態管理が出来る機器にはGPSが搭載されています。まずはこのGPSの仕組みをおさらいしておきましょう。(正確にはGNSSとするのが正しいのですが、この記事では親しみやすいようにGPSと表記します)

宇宙にいるGPS衛星からは常に地上へ向けて、現在位置と時刻が発信されています。GPS受信機がこの電波信号を受信すると信号が届くまでにかかった時間に電波の速度を掛けて、衛星と受信機の距離を割り出します。位置の特定には3個以上、時刻の補正には4個以上の衛星と交信が必要で、この交信を上空にいる衛星と繰り返して現在位置を特定しています。(現在のGPS機器を通じて我々が目にする位置情報は、ほぼ4個以上の衛星と交信した結果のものです。) 参考URL:https://data.wingarc.com/story-of-gps-13425|データのじかん

ビルの谷間や山間部などでカーナビの自車位置がおかしくなった!という経験をされたことがある方も多いと思いますが、これらの場所だと交信出来る衛星の数が平野部に比べて減ってしまうが故に起こる現象だったんですね。

そしてインターネットへの通信機能を備えたGPS機器は取得した位置情報をサーバーへ送り、その情報をソフトウェアでマッピングすることによって、オフィスからGPS搭載機器の現在位置がリアルタイムにわかるようになる、というのが世の中の動態管理システムの仕組みになっています。

社用車の動態管理をドラレコにすると…

GPSによって現在位置がわかる仕組みは前述の通りになります。そしてこのGPSの位置情報と通信機能が合わさると、動態管理システムとなります。動態管理だけを行うことの出来る機器も多いですが、ドライブレコーダーに通信機能と動態管理機能がついている製品を選ぶとこんなことができます。

    凄い1:急な仕事が発生!いますぐ現場に行かなくては!
  • 動態管理が出来ると…
  • オフィスから車両の現在位置を調べ、現場から近い社員から順番に連絡

誰が一番早く現場に到着できるかが一目瞭然なので、緊急時もスムーズに仕事を進められます。


    凄い2:約束の時間に荷物が届かない・人が到着しないというクレーム発生!
  • 動態管理が出来ると…
  • オフィスから車両の現在位置を調べ、先方へ到着予定時刻を伝える

担当者に連絡を取らずに、現在位置からおよその到着予定を調べることも出来ます。


    凄い3:特定の車が今日どこを走っていたのか調べたい!目的地に着いたか確認したい!
  • 動態管理が出来ると…
  • 走行軌跡および現在位置が確認できるので、どのルートを通ったのか、
  • 目的地に到着しているのか、これらをすぐ把握可能(※)
  • ※走行軌跡は製品により表示できないものもあります

運転者の曖昧な記憶に頼ることなく、マッピングされた走行経路と到着地を確認することができます。また、何時に目的地に到着したかまで把握出来る製品もございます。

動態管理が出来ると業務上で効率が良いイメージが伝わりましたでしょうか。では次に、この動態管理が出来る通信型ドライブレコーダーのメリット・デメリットを見て見ましょう。

最近では、スマホで動態管理が出来る製品もあります。

通信型ドライブレコーダーのメリットとデメリット

煽り運転や車両と歩行者との悲惨な衝突事故等の話題もあり、車にドライブレコーダーをつけたいという一般消費者の購買意欲が高まっています。2018年度は年間で367万台のドライブレコーダーが出荷(※)されました。実際に街中を走る車のフロントガラス周辺を見ると、ドライブレコーダーを装着している車を見る機会は本当に増えています。 ※2018年度ドライブレコーダー統計出荷実績|電子情報技術産業協会

業務用の車においては事故の記録と未然防止というニーズから、一般消費者への認知が高まる前からドライブレコーダー自体は高い普及率が出ていましたが、昨今の流れを受けてさらに加速していることと思います。

しかし、通信型ドライブレコーダーとなると導入している企業の数は下がります。理由は、他の動態管理が出来る機器を導入している場合や、業務上で必要性をそこまで感じていなかったりする場合、コスト面で導入を見送っている、等が挙げられます。

通信型ドライブレコーダーのメリット

  • オフィスから車両の正確な所在地がわかる
  • オフィスからドライブレコーダーの映像を確認することができる(イベント映像のみ)
  • 日報などの帳票が自動で生成される

動態管理が出来る他にもドライブレコーダーの機能も持ち合わせている、というのが通信型ドライブレコーダーの特長です。動態や映像などをブラウザから閲覧するタイプの製品は、同時に運転レポートも出てくることが多いです。直感的に見たい情報をクリックすれば表示される仕組みの製品がほとんどで、操作も簡単なことから通常業務と兼務という形で担当者を設けて運用している企業が多いです。

通信型ドライブレコーダーのデメリット

  • 監視されている様に感じる社員がいる
  • ランニングコストがかかる

ドライブレコーダーに対する世の中の理解が広まっているので、通信型ドライブレコーダーをつけている企業の運転者の方から「監視されている(ように感じる)」という風に言われる機会は、数年前に比べて少なくなっては来ました。ただ依然としてこういう意見があるのも事実です。あとは、通信回線を利用しているシステムのため、月額のランニングコストがかかってきます。検討中のお客様の話を聞くと、やはりランニングコストが懸念点になっていることが多いので、この部分をどう考えるかでしょう。

通信型ドライブレコーダーを検討中・購入したお客様の声

タイガーが通信型ドライブレコーダーを販売する過程で、お客様から実際にお聞きしたご意見を紹介します。

●社用車の管理をしたいお客様

「社用車の管理をしたいが5台ある社用車を社内の人間で乗り回している。 誰がいつ乗っていたかまで把握しないと、管理指導ができないからドライブレコーダー導入を躊躇している」

この会社ではドライブレコーダーの導入を検討していましたが、このような悩みを解決するソリューションがなかったため、未導入のまま月日が経過していたそうです。

このようなお悩みをお抱えのお客様には、AIドラレコのNauto(ナウト)をご紹介しております。AIでわき見検知をしたり、顔認識機能により乗っているドライバーを判別できたりと、この会社にぴったりの製品でした。

Nautoの詳細はこちら

●ドライバーの指導をしたいお客様

「ドライブレコーダーを使って管理指導をしたいが、SDカードを回収して映像を見て危険な場面を探すのは手間がかかりすぎる。管理者は本社にしかいないが、各拠点の車両の管理を行いたい」

この会社では車両の台数が多いため管理指導が行き届かず、なおかつその手法で実現性が高いものが少なくお困りでした。

こちらの会社には、WEBドラサービスをご紹介しました。たくさん動画がとれ、尚且つ種別された状態で閲覧出来るので自社で指導をしたい、というニーズに対して合致する製品でした。

WEBドラサービスの詳細はこちら

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