あなたはいくつわかりますか? 今更聞けないアルファベット用語【ビジネス編】
前回好評を博した「今更聞けないアルファベット用語【運送業編】」の第二段として【ビジネス編】をお届けします。日常生活やビジネスシーン、テレビやネットなどのメディアでもばんばん使われているアルファベット用語。ふんふんと良くわからず聞き流していることもあると思いますが、今一度知識を深めていきましょう!肩の力を抜いて気軽にご覧ください!
前回の運送業編はこちら
AI
AIはArtificial Intelligenceの略語で人工知能という意味です。今となっては色んなところで目にする機会がありますね。AIは二種類あり『汎用型』と『特化型』にわかれています。汎用型は人間を模した様々な能力を持ち、特化型は特定の領域に対して自動的に学習をし、処理を行うものです。
汎用型AIと言われるものは世の中にはまだありませんが、イメージでいうと「ドラえもん」がそれに当たるように思います。特化型AIはビジネスの場面で目にすることがあると思いますが、文字通り何か特定の処理に特化したものです。弊社の取扱い製品で言うと、AI搭載ドライブレコーダーのナウトなんかは正に特化型AIの最たるモデルと言えます。
ここでナウトの話を始めると激しく脱線してしまうので、製品ページが過去のブログ記事をどうぞ。 ナウト|製品ページ ドラレコにもAIの波がきた|タイガーブログ
BCP
「我が社のBCPは~」や「いま企業に求められるBCPとして~」と、いつかのセミナーで聞いたことがあるような気がするBCP。これはBusiness Continuity Planの略語で、事業継続計画、と訳すことが出来ます。
BCPはテロや災害、システム障害など様々な要因により危機的状況下に置かれた時でも、業務を継続できる方法を記載された計画書のことと言えます。新型コロナウイルス禍では、BCPを新たに策定したり見直したりということを各企業が行っていた印象があります。
EC
ECは耳にする機会も多く、ご存知の方も多いことと思います。ECはElectoronic Commerceの略語で、電子商取引のことを指します。有名なのはAmazonや楽天市場などですね。このようなネット通販サイトのことをひとくくりに『ECサイト』と呼びます。今回紹介する中では、一番身近な言葉と言えると思います。
ERP
ERPとはEnterprise Resources Planningの略語です。企業資源計画、と訳せます。現在の使われ方として、企業の持つ資源(従業員、会社の資産(お金・情報))の一元管理を実現するシステムのことをERPパッケージなどと言ったりします。
ROI/ROAS
ROIは、Return On Investmentの略称で、ROASはReturn On Advertising Spendの略称です。似たような言葉ですが、少し意味が違うので解説していきます。
ROIは【利益】と捉えるとわかりやすいと思います。訳すと『投資に対する利益』という意味になります。売上から原価とその売上を作る為にした投資額(コストや経費)を差し引いたものを%で表現したものがROIになります。100円の売上の元となる商品を40円で仕入れ、諸費用で10円のコストを使った場合、ROIは{100(売上)-40(原価)-10(経費)}÷10(経費)×100(%)=500%となります。
ROASは『広告の費用対効果』という意味です。広告費に対してどれだけ売上があがったか、を見る指標です。100円の売上に対して広告費が50円だった場合のROASは{100(売上)÷50(広告費)×100(%)=200%となります。ROASは利益じゃないところがミソですね。
ROASが高くてもROIで見れば微妙…ということもありえます。目の前の数字が示す意味をきっちり理解しておきたいですね。
IoT
IoTという単語、良く目にするかと思います。IoTは、Internet of Thingsの略で、モノのインターネットと訳すことができます。ではIoTとはどういうものなのか、実例を挙げて見ます。スマホ経由で情報の取得や操作が出来る家電などがそれにあたる他、有名なルンバなどもそうです。また、運送業のみなさまの中には通信型デジタコやドラレコをお使いの企業様もいらっしゃると思いますがそれも該当します。このようにモノがインターネットにつながることをIoT、インターネットにつなぐことが出来る機器をIoT機器、と呼びます。
コンプライアンス/ガバナンス
ここからはネタ切れのため趣向を変えて、カタカナ英語を紹介していこうと思います。まずは『コンプライアンス』から。よく「コンプラ」と略されたりしますが法令順守という意味です。企業活動を行う上ではコンプラは守らないといけないですね。時々、社会問題になったりしている点でもありますので、取り組まれている企業様も非常に多いのではないでしょうか。
ガバナンスという言葉もコンプライアンスと似たような場面で使うことがあります。ガバナンスは統治や管理を指す言葉です。コンプライアンスよりも対象が広いと言えます。企業が自社を管理するという意味でコーポレートガバナンスなどという言い方もします。
コンプライアンスがコンプラと略されるので、ガバナンスも略してみましょうか。「ガバナン」、「ガバ」……、うーん、とてつもなく語感悪いのでやめておきましょう。コンプライアンスもガバナンスも意味は違えど似たような場面で使うので、この際合体させてみましょう。「ガンプラ」。何か組みあがって発進しそうな感じになりました!お客様先に訪問させていただいた際に「ガンプラ」で話が通じたらタイガーブログ読者様ということで一体感生まれそうです。その際は笑っていただければ幸いです。
コアコンピタンス/コモディティ
「コモディティ化が進み、企業のコアコンピタンスが薄れつつある」と言われても何のこっちゃらですよね。大丈夫です、これから解説します。同じテイストで行くと飽きそうなので、例文を先に出して見ました。
コモディティ化とは、製品やサービスが一般的になり差別化ができなくなってしまった状態のことを指します。スマホなんかは、物によりますがほとんど機能に差異がなくメーカーの好みと価格で選ぶような状況かと思いますが、これは正にコモディティ化が進んだ、と言えるでしょう。
コアコンピタンスとは、競合他社が真似できない圧倒的な自社の能力、のことを指します。具体例で言うと、日本の自動車メーカーはコアコンピタンスを持っている、と言えるのではないかと思います。自社にはコアコンピタンスがある、という企業様は素晴らしいことと思います。
エビデンス
エビデンスも耳にする機会がありますね。エビデンスは証拠や根拠という意味です。不確かな情報がある時に「エビデンスは?」と求められることがありますが「証拠は?」と聞かれているようなものです。日本語で言うと多少高圧的な感じがするので、オブラートに包む役割としてカタカナ英語が使われているのかもしれませんね。
コミット
「結果にコミットする」で少し前にライザップのCMで話題になった「コミット」という言葉。なんとなく伝わりはするけど、正しい意味をご存知ない方も多いのではないでしょうか。コミットには【約束する・同意する】などという意味がありますが、これではライザップCMは「結果に約束する」となりイマイチ伝わりませんね。
コミットにはさらに【責任を持つ・深く関わる】という意味があります。これにより「結果に責任を持つ」となり、意味が伝わる感じになるのではないでしょうか。弊社のマスコットキャラ虎之助もお腹辺りが気になるので結果にコミットしてもらった方が良いのかもしれません!
最近は頭文字英語やカタカナ英語を目や耳にする機会増えてきましたよね。そんな中、日本語で良いのでは、と思うこともしばしばでした。しかし今回調べて見てこれらを活用することで、短く言う・角が立たないように言う、という狙いで使われてるんじゃないのかなぁ、と思いました。みなさまも今回の記事で、頭文字英語やカタカナ英語への理解が深まれば幸いです。それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。